僕が卒業した開星高校は、当時は松江第一高校と言って。
それはそれは、悪い学校でした。笑
「偏差値いくら?」 と聞かれても偏差値という言葉の意味すら分からない生徒ばかり。
しかも私は、その中でも最も学力の低いと予想される 「体育科」。
週に10時間は体育があるという恐ろしい科でした。笑
全校集会の後に、「それじゃあ終わりです」って言って全校生徒が後ろを振り向くと、
恐ろしい先生方が勢揃いで仁王立ち。
そう。抜き打ちの「服装検査」と「頭髪検査」です。
またそれも厳しい。厳しい。
先生 「お前、なめとんか?あ?」
生徒 「うう。。すいません。切ってきます。。」 みたいな。笑
どんなにヤンキーがいても刃向かうバカはいませんでしたね。
だって怖いもの。本当に。笑
けども、今振り返っても本当に良い学校だったなって思うんです。
個性的な先生。個性的過ぎて全国ニュースになったりもしますが笑
卒業生は誰一人、個性的なあの先生方に対して恨み辛みなどはないでしょう。
サッカー部の先生でもあった恩師 宮滝先生もその一人。
当時はそれはおっかない先生の一人でした。
髪の毛を茶色にして行った時もそれはぶん殴られて
女の子と二人で深夜徘徊した時もぶん殴られて。
先生に生意気言ってはぶん殴られて。笑
俺はサッカーの特待生で入ったんですが、
なにせ特待生だけで20人ぐらいの同級生がいるので、
俺は試合に出たり、出なかったりの補欠選手でした。
ゆえに途中からまあ、性分からかコーチや監督の「教える方」が好きになっていました。
こんな性格だから、先生の戦術には偉そうにモノは喋るわをよくしてました。
そしたらね。選挙の前に先生に挨拶に行ったら、
先生がその時の「俺の生意気にも偉そうに書いた日記」みたいなのを取ってくれてて。
俺 「まだそんなモノを持っててくれたんですか????」
先生 「当然だろ。俺の宝物だ。」って言ってくれて。
あの時は感動しました。
何百人も卒業生を送り出してて、別に俺は特段目立った選手でも無かったのに。
まあ殴られた量だったら、卒業生ピカ1だったけど。笑
それから時代が経って。
宮滝先生とは本当に色々な事でお世話になる事が多々あって。
水辺の芸術祭も、サッカー部の生徒をボランティアで手伝ってくれたりとか、
宮滝先生自身も県民会館でやる大きな講演会とか主催したり。
超パワフルな凄い先生です。
こうやって時を越えて、先生と何かを一緒にやれるって事は本当に素敵な事だと思います。
昨日の試合を見て、開星高校で良かった。宮滝先生の教え子で良かった。
改めてそう思いました。試合は大差で完敗だったけど
そう思わせてくれる魅力がこの学校や、先生にはある。
みなさん是非、開星高校に入学を!!!
ま、そんな冗談の宣伝がしたいワケじゃないですが(笑)
けども、昨日の試合は本当に色々な事が蘇りました。
ありがとう。
by naotsugu_notsu
| 2010-11-15 10:42