臨時議会が開かれて、命を守る様々な予算が通されました。
まずは、1年半前に厚労省に電話をしてまで確認を取って速報でこのブログでお知らせした
◆子宮頸ガンワクチン が、いよいよ住民生活に。
そして
◆ヒブワクチン
などです。
子宮頸がんワクチンが厚生労働省で認可をされてから何年経ったのでしょうか?
1年半?近くたってやっと…。多くの方達の悲しみが減ります。
ただ、一つ。その時のブログにも書きましたが、
今一度、この子宮頸がんワクチンについては補足させて下さい。
このワクチンを打ったからと言って 「子宮頸がんにかからない」 という事じゃありません。
子宮頸がんを引き起こすウィルスの形はたくさんあります。
今回のワクチンはその中の 「2つの型」 にしか効きません。
しかし実質、その2つの型が 「約7割」 の子宮頸がんを引き起こしているのです。
松江市では子宮頸がんで年間約10人前後もの貴重な命が奪われています。
そしてヒブワクチン。
ヒブワクチンの使用が認められていなかった日本では(世界では10年以上前から投与)
年間600人ものこどもさんがヒブによる髄膜炎にかかっていたと推定されています。
その約半数は生後6ヶ月から1歳までのお子さんで、
かかると5%のお子さんが亡くなり、20%前後のお子さんに後遺症が残ります。
救える命があるのにずっと救えなかった。女性や子供の命。
このワクチンだって、この薬が「有効」「安全」と知ってから何年もの時間が経ったのか。。
もっと早くしていれば。。。
もっと救えた若いお母さんや子供達の命や笑顔があった。
もっと救えた悲しみがあったと思います。
政治家や官僚と言った国のルールを決める人達が、
1人1人の命や悲しみを本当に我が子や愛しき人を失う人と同様に考えて頂きたい。
その後、全員協議会で年末~年始の雪での大被害の状況と、
数億円を超える今回の松江市の雪害対策(除雪費やその他の処理費用)などが
先決処分(議会の承認を通さず予算を執行する緊急的な予算措置)を
するとの報告がありました。
松江市も当然、国に災害による交付税の増税などを求めて行く予定です。
大雪での 農業被害・漁業被害など壊滅的な打撃を受けた方々にこそ、
光をそそぐサポートをして頂きたいと思います。
今回も、国からのひも付き補助金である 「住民生活に光をそそぐ~」みたいな、
使い勝手の悪い補助金が来ていました。
本当に、住民の暮らしに効率よく光をそそぐ事業とは何なのか?
もう一度、国も地方も一体となって考えて行かねばなりません。
by naotsugu_notsu
| 2011-01-22 10:33