さて、
市議会は2月議会が始まり、4月からの大事な一年間の予算が審議されています。
しかし全国的にですが、
多くの人が、「議会が」 とか、大きな枠でお話をされますが、
別に「議会改革」など、僕にとってはどうでもいいのです。
これは、市民にとってもだと思います。
会社に例えれば、「サービス」 を行う会社が、「社内改革」するという事と同じで、
サービスを受ける側=市民 は、別に 会社がどういった体制だろうが、
どうでもいいと思います。
問題は、良質のサービスを提供する事であって、社員が研修したり、改革するのは、
”プロセス”であって、結果じゃないんです。
そして。
これは絶対に忘れてはならないと思うのが、議員っていうのは、
それぞれが、それぞれに民意を得て、投票されて、受かっているんです。
つまり、会社で言えば、”一人社長” です。
会派や議会っていうのは、それを実現する”プロセス”であって、”結果”ではない。
僕ははっきり言って、議会報告会も、議会だよりもいらないと思っています。
そんな事は、議員さんがそれぞれに、自分が発信すればいいことです。
議会が市民の理解力を失ったとすれば、それは、「議会」 のせいではなくて、
「議員一人一人」の広報や結果報告の活動の結果であって、
民主主義や投票の原則を、議員自身が忘れているんじゃないかと思います。
議会だよりや議会報告会にどれだけの経費がかかっているか。
議員がそれぞれの活動の中で、見える施策提案や実現をして、
またそれを市民に見える形で提供すれば、議会不全にならんのです。
全国でもそういった事(なんでもかんでも議会の古い勢力やしきたりのせいにする)
若い議員さんもたくさんいますが、僕からしたら、所詮、言い訳です。
そういった状況も考えて、選挙に出て、議会に出てるんだから。
議員は、市民とは違う。
市民の思いや言葉を、実行し、形にし、施策に活かすから、
市民に選ばれて議会という場に出て議員になっているわけです。
そして、多額の報酬をもらい、専門的な知識を学び、
時に市民の気持ちに寄り添い、それを具現化し、
また市民が間違う時には、それをしっかりとした知識でリードする、
その役割が与えられているのです。
市民と一緒なら、報酬も貰わなくていいし、どこかの街角で話していればいいし、
何かの集会に出て、大声で訴えればいい。
それと違うから、市民の代表として、高い報酬をもらい、
議会という場で、議員として出ています。
市民の気持ちを 「議会議場で代弁」 する為だけに、議員をやるっていうんなら、
こんな高い報酬を払ってまで、議員を出す必要なんてないと思っています。
議会がどうとか大きな事を言う前に、ちゃんと自分を信じて投票してくれた市民の声を、
松江市の施策にするまで徹底的にやった方がいい。
市長以下、執行部だって、馬鹿じゃない。
議会で、「ああしなさい」 「こうしなさい」 って言って、松江市の施策が変わるんなら
こんな簡単な事はないんです。
松浦市長の名前で予算は執行されるワケだから、
彼らだって中途半端な気持ちや施策提案じゃ絶対に聞いてくれません。
世の中が停滞すると必ず、何かのせいにする。空気が出てくる。
またそういった世の不満を、自分の味方にして、
ポピュリズムみたいな政治家がたくさん出てくる。
文句を言う前に、自分がやらなければ、
そのために、一人一人が議員という職をもらって、報酬をえているんだから。
誰かのせいにしている暇はないと思います。
by naotsugu_notsu
| 2012-03-02 21:55