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政ノネ~マツリノネ~

政治のお話。

政治問題は日々とても注意深く見ています。

それに関する本も定期的に見ています。

ので、ヒビノネで、こういう固い事を書くのも、ある意味「自分」です。

少し、いやメチャメチャ大変長くなりましたが、

お時間ある方、政治というものに興味のある方、是非お付き合い下さい。

ちっとも興味のない方はクソつまらん話になるんで、このブログは飛ばして下さい。

素人の浅はかな見解で申し訳ないですが、最近の国内政局について、

コラム形式で、自分なりに思う事を。


「ガソリン暫定税率」

先日、ガソリンの暫定税率が再可決。

民主党は何がしたかったんでしょうか?

衆議院による再可決まで読めなかったんでしょうか?

国会、国民を混乱させて終わりましたね。

民主党の政治姿勢、政争のプランニング、理解に苦しみます。

それでも、今年、行われるであろう衆議院解散総選挙では、

よほどの事がない限り民主党は、衆議院でも現在の議席数を大きく上回るでしょう。

そして、念願であった与党の座につく可能性は大です。

我が故郷、島根県でもご多分に漏れず、

「民主党の波」 「旧時代的な自民党及び政治家の衰退」は顕著で、

先の参議院選挙では「自民党王国」島根県でも、国民新党の亀井さんが勝利しました。

今や、国民が求めるのは、

「政治に詳しい人間」というより、「クリーンな人間」「クリーンそうな人間」が、

第一義なのでしょう。

「マスメディアに調整された世論が政局を支配する」

という流れは当分止まらないように思います。



「国内政策の変化」

今の政治体制は、戦後70数年、大きく変わろうとしています。

シンボル的な変革としては、先ほども言った、

「地元利益誘導型」 「公平分配型」の国内政策から、

「新自由型民主主義」 「資本主義拡大型」への政策変革があげられます。

「政治改革」 「政策変革」 この2点は、

時代の流れ、今までの政治、政治家への不信により大きく過度期を迎えています。

そこに対して、単独与党の可能性を持った唯一の野党「民主党」。

この数年、民主党の主戦場であった無党派層の多い東京都、及び大都市圏。

案の定とばかりに、ファッション、カルチャー同様、

数年遅れて「民主党ブーム」は地方へ飛び火。

先ほども述べた通り、先の参議院選挙でご多分に漏れず我が島根県でも

民主党ブームの余波を受け、国民新党が議席を取りました。



「政治変革と産業変革」

けども、本当にそれで良いのか?と思います。

その流れに乗っかって、「島根県にプラスになるのか?」と。

「政治構造の改革」は進んでいます。間違いなく。

しかし、それに付随して変化しないとならない大きな変革があります。

「産業構造の変革」です。

この数10年、大きくメディアによって叩かれて来た

「利益誘導型の政治」というのは、言葉を変えれば

「日本型社会主義」の要素をたぶんに含んでいます。

島根県で18歳まで育ち、社会人になって都会にでてしまう事を想定すると、

小中学校などの義務教育費、その他、生活にかかる様々な負担を、島根県が税金で負担し、

18歳になり、やっと収入を得るようになり、税収が期待出来る様になると

島根県を離れ、都会に出てしまいます。

納める税金、労働力、消費するお金は、島根県には帰ってきません。

税収のみではありません。

今後将来に渡って、そこの地で消費されるであろう

「娯楽費」「生活費」などは当然として、貴重な「働き手としての活力」も失われます、

その調整として「地方交付税」というものがありますが、

「失われた金・人材」に比べ、圧倒的に少ないのは現在の島根県の借金を見れば明らかです。

本社機能のほとんどが大都会にある今の日本型のシステム、

富と権力が全て大都会に集まる「産業システムの変革」が変わらない限り

「人材の流失」「税収問題」「地方分権」は、「実」を持って進まない気がします。


「島根県の勝ち目」
さきほども言ったように、

「大都会」から発信される、メディア、情報ばかりを頼りに、

「クリーンな政治家」「クリーンな政党」「新自由形民主主義」「新資本主義」

島根県がその波に乗って良いのか?という所です。

分かりやすく言えば、

地方にお金を引っ張ってくる政治家をいなくしても良いのか?と思うわけです。

自分の結論的に言うと、

島根県には、今だ「日本型社会主義」的な政治が必要だと思います。

大都会が発信源となっている「新自由型民主主義」的な政治に転換すると、

産業同様、地方は疲弊します。

その疲弊に耐えれるほど、今の島根県の産業界、経済界は豊かでありません。

現実に、経営難の会社が自分の周りでもたくさんあります。

安定した生活というのは「雇用」があって初めて成り立ちます。

島根県民、及び全ての地方都市が、

安定した雇用を無くしてまで「清貧」を貫くというのなら、その覚悟で良いのだと思います。

しかし、

「利益誘導型政治」が、さも「汚職の根源」のイメージばかりクローズアップされる事は、

本位ではないし、平等ではないし、真実ではないと思います。

「日本型社会主義」、いわゆる「日本平等主義」というシステムによって、

島根県が存続出来て、自分達、島根県民が恩恵を受けていた事実もあるのです。

「クリーンな政治家」を望むのは十分に理解出来ます。

汚い事をする政治家もたくさんいると思います。

ただ、「道路を地方に作る!!」という政治家が、

さも 

「地元に利益を誘導して、自分の選挙が受かるようにしている」

「地元の建設企業から多額の献金を受けている=賄賂」

それが全てであるというイメージばかりがクローズアップされるのは

真実ではないと思います。

確かに、それに付随して「汚職」というものが、現在までも、そしてこれからも

「道路及び建設業」という、日本の産業の根幹から生まれる可能性は否めません。

が、そこばかりをクローズアップし、大義を見失うのは県益に繋りません。

都会と島根県では、大きく産業構造も政治構造も違います。同じではありません。

当然、主義、主張が違って当たり前です。

回りを見渡せば、建設業、及び道路建設による公共事業というものに

従事している友人、知人が何人かいるはずです。

話を聞く限り、建設業界も、税金ばかりを頼ってはいません。

大きく、自ら変わろうとしています。

ただ、

戦後から続いた「日本型平等型政策=公共事業」からの転換には、

今少し時間が足りない様な気がします。

その「産業変革」を待たずして、「政治改革」だけが進めば、

島根県産業界が、死に物狂いで今現在進めている「産業改革」が終わる前に、

島根県の産業界は立ち直れないほどの大きいダメージを受けると思います。

逆に、「島根県の勝ち目」は、

この「民主党一辺倒」の世論、国論に、

我が島根県が、島根県民が、あえて「自民党支持」を打ち出し、

自民党に「恩」を売る事が、今後の島根県にとって県益につながるのでは?と思います。

その自民党が、今年中に野党に下る可能性があるといっても、

それは「最強の野党」である事を忘れてはならないと思います。

日本国の国益よりも、まずは島根県が存続出来なれば何も成しえません。

メディアの動きは早い。

その動きに乗せられて、地方の「今」を見ないと、自分の足元がグラつくのでは?

と、思います。


「政権与党としての民主党」

今年中にも政権与党になる可能性を持った民主党。

その民主党ですが、政権与党になった後の問題が数点あります。

その一つが「公務員改革」

ポピュリズムが大きな権力基盤だとしても、それは「世界各国」からすると

「メディアの流れに先導された移ろいやすい権力基盤及び政権基盤」としか写りません。

その移ろい易い権力基盤の中で、数少ない大きな安定した支持母体が、

公務員が多く含まれる「連合」です。

支持母体を裏切ってまで、世論が後押しする「公務員改革」が実現出来るか?

たぶん、民主党は世論に押され「公務員改革」に踏み切るでしょう。

しかし、逆に、それはさらに民主党にとって「安定した勢力基盤」を失う事を意味します。

しかし、それを実行しない事は、

もう一つの最大の支持母体「世論」から見放される事を意味します。

政権与党となったとしても、難しいかじ取りを迫られると思います。

「政権与党の安定した権力基盤」は、「外交」では重要です。

「安定」するから、幾数10年に渡る、外交の約束事が決めれると思うからです。

2~3年で変わってしまう政権与党では、どこの国も真剣に約束はしないでしょう。

民主党が政権を取り、ある意味、安定した政権基盤を築いて行くには、

数回かの政権交代を得ての事になると思います。



「あとがき」
長くなりましたね。本当にすいません。

自分が知り得ている情報の中で、これが自分が出している判断です。

まだまだ知らない事だらけです。が、

しかし、この数年の島根県のかじ取りはとても重要なものとなる気がします。

その重要な節目に、ワイドショーではなく、テレビや週刊誌ではなく、

情報を額面通りに判断しないで、何が島根県にとって「県益」か、

「国益」とのバランスを考えながら、進めていく事が大事な事かと思います。

決して遠い問題ではありません。

身近な人の将来までが左右される問題だと自分は思っています。



本当は、「チベット問題」についても、書きたかったけども、また今度にします。

興味ある方にとっては、偏った意見、稚拙な意見で申し訳ありませんでした。

また時間がある時には、この長ったらしいのを読んで下さい。
by naotsugu_notsu | 2008-05-07 20:01

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