人気ブログランキング | 話題のタグを見る
独白。

本音を言う。

本当は最近、少し疲れていた。


実は、ここ数週間に、何度か悔しくて泣いた。


私の人間関係を少しでも広げてくれようとする様々な方達のご厚意で、

「地域の有力者」 「中小企業の社長」 と言われる方々と何人もお会いした。

ひとえに、「頑張ってる俺を、若い人間を、なんとかしてやりたい」

こういう優しい想いから、たくさんの御年輩の方々も動いてくれている。


そんな時、

ある人達からボロクソに言われた事が、何回かあった。


「宜しくお願いします」と初めて挨拶を言う俺に、

いきなり面と向かって

「お前に何が出来るや?」 「若いモンに何ができーだかや」 

「んでお前、ワシに何してくれーや」

紹介してくれた俺の知り合いの方にも、

「お前もな、こんな若いヤツの応援なんかすると、〇〇さん(現職議員)が怒るで。」

「馬鹿じゃないか、おまえは」


そのまま、席を立たれた事が何回かあった。


俺一人の事なら、まだ分かる。

しかし、俺の事をなんとかしてやろうと、動いてくれた方まで、何で言われにゃならん?

そういう時、泣きたくなる様な、悔しくなる様な感情を抑え、それでも、宜しくお願いしますと頭を下げた。

そんな時の帰り道は、いつも泣きたくなった。

俺の事ならば、まだしも、俺の為に動いてくれた方まで傷つけた現実に、自分に腹が立った。


これがこの街の現実だ。と。


俺は何度も思った。


「大人」 「大人」 「良識」 「良識」 というが、

なんでその場で俺やその人を傷つける発言をする必要があったのだろう?と。

別にいいじゃないか。

その場で、

「ああ、頑張ってね」。「いろいろ立場があって直接は応援出来ないけど、陰ながら応援してるよ」

そう、適当にあしらえばいいじゃないか。

気に食わないのならば、その場に来なければいい。

なんでわざわざ文句を言いに来る必要があるんだろうか?


それを 「良識」というのか? 「大人」というのか?

いまどき、高校生でも、もっと上手に気を使う。と俺は思う。


そういう価値観のおじさん達が、この街には、この松江にはたくさんいる。


ほとんどの松江市の中小企業は、現職の市議会議員の方達と「付き合い」がある。

下手な新人候補者と関わると、そこの会社が現職の方々から「目をつけられる」。

それを怖がる中小企業は、100%というほど新人候補者・新人議員の応援などしない。

現職議員の応援ばかりだ。

そういう「事実」は選挙前にすでに織り込み済みだった。だから、

俺はそういう現実の中で、ほとんど中小企業の社長さん方には

「十分に理由がある事を知っていますから。表だってはいいですから」

こう言って来た。この小さな町の企業だ。色々な付き合いがある。

けど、それでも正直、悔しかった。

これは「いち企業」の話じゃない。一つの街を創る為の選挙だ。政治だと。

企業スタンスでなぜ政治を決める?

子供達や、若い人間達や、おじいちゃんおばあちゃん達の「未来」が、

「企業の付き合い」 「地域の付き合い」 というスタンスで決まって行く。




これがこの街の、俺の愛する松江を形創る 「政治」 の真実です。



だれも、政策を訴えない。

何がしたいのかも分からない。

選挙パンフレットを見ても、みんな同じことが書いてあるだけ。

俺が今度出来るパンフレットに載せる様な「政策」を掲げても、

まず誰も聞こうと、興味を持とうともしない。


しかし、そんな中でも、ある中小企業の社長さんは、こう言ってくれた。

「自分とこの会社の利益の為じゃない。これからの松江の為だ。若いモンを応援せにゃならん」

「企業人としてじゃない。これは松江人としてやらねばならない事だとワシは思う」

こう言ってくれた社長さんも何人もいた。

それでも俺は

「その気持ちだけで本当に十分ですから。波風が立たない様にして下さい。」 

そう言ってきた。





そういう「悔しい夜」と、「感謝の夜」の切り替わりが速くて、俺自身が少し疲れていた。






そんな毎日に向き合う中で、

それでも友人達の

 「なんでもするよ」 「出来る限り何でもするから」 「精一杯、応援するよ」

俺が 「またちゃんとパンフレットを渡すから」 と言うと、

「お前の存在が一つの政策みたいなモンだからそれだけでも十分だけどね」と言ってくれる。

そういう言葉や、偽りのない愛情を、無償の友情をくれる友人たちには、感謝の言葉すら無かった。

本当に、本当に、数知れずのたくさんの友人達が、応援してくれる。


そういう表情一つ、会話一つから伝わる、みんなの優しさに俺は何度も救われた。



そういう 「松江の現実」 に向き合う中、俺は思うんです。

もし、俺が出馬をすると言ってなかったら、

「松江をなんとかしよう」 「若い人間が動こう」 と思う人間が同じ想いしていたのか?と。


俺がここで、何一つ 「結果」を出せなければ、

「ほら言った通り、若い人間なんかが出てもダメだわ」 と思われて、

これから出てくる若い人間が、また俺と同じ悔しい想いをする。


なんかね。そう考えたら、俺が浴びてる誹謗中傷も、意味があると思うんです。


今度の選挙の結果で、

この街に住む人達に、 「ああ。。時代が少し変わったな。。」

そう、思ってもらえたら、

俺だけじゃない。政治だけじゃない。

様々な若い奴らが動きやすくなるだろうし、様々な業界で若い奴らが芽を出しやすくなる。


その為なら、俺はなんでもしよう。

企業の力じゃない。

地域の力じゃない。


正々堂々と、

「愛と友情の力」 を掲げて、そんな青臭いモノが、何かを動かすんだ。出来るんだ。

という事を、証明したいと思っています。
by naotsugu_notsu | 2009-02-20 06:40

S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31
Twtter
フォロー中のブログ
MIRAI ~未来の為に...
ファン
ブログジャンル
画像一覧