この5日間、「震災がれきと松江市の現状」 というレポートをまとめていました。
そして、多くの会派・議員さんにお配りしています。
もともと、ごみ収集にいたり、ゴミの焼却場でも働いていましたから、
多少、分かりますし、
また放射線物質というものの観点からも、
先日、意見交換させて頂いた東京の大学の放射線チームの皆さんとも
ネットやメディアでは取り上げない 「放射線の事実」 みたいなものも
お話を聞くことが出来ました。
やっぱり生で聞く情報は大きいです。
それと松江市の焼却場の形態、処理能力、最終処分場の灰処理などについても、
部位的なことを言えば、飛灰とは?バグフィルターとはなんぞや?という所から
震災がれきの処理のスキームなどについても、レポートしています。
行政上、皆さんに公表できない時系列的な
国と松江市の現在までの詳細対応みたいなのもありますが、
僕は震災がれきの受入れについては、受入れ賛成です。
福島で起こっている震災がれきの話と、
他の東北で起こっている震災がれきの話が一緒になっている。
それでも、まだ放射性物質がどうこうでダメだっていうんなら、
そのがれきが置いてある東北の被災地に住む人、みんな、
現在、強制避難しなきゃならないという事です。
放射性物質をすべて怖がるという事になれば、
バナナにはカリウム、タバコにはポロ二ウムが入っている。
遺伝子レベルでという話になれば、はっきり言って、どの物質が人体に害があるかというのは、
正直、解明されていないんです。
※放射性物質が及ぼす影響について科学的に証明されてます。
(が、それがどの程度で外内部被曝で遺伝子や細胞へのダメージがあるのか統計的エビデンスはない)
そしてほとんどの科学者や研究家や放射線の専門家の見解は
、
低放射線の外内部被曝の人体の影響は
「統計的なエビデンスが証明できない」 という点につきあたるわけです。
これを指して、
「証明できないからこそ、備えるのだ」 という人もいますし、
「いや、証明できないという事は医学や科学の論点からすれば影響がない」 と
結論づけてもかまわない。という人もいます。
けども、これは先般の僕の医療関係の一般質問の中で、病院長さんの答弁にもありましたが、
一つの原因が、一つの病気を生んでいるわけではなく、複合的に
社会的な環境(食生活・住環境・ストレス・遺伝など)から生まれるものがほとんどで、
これは社会的なリスクとして、どう捉えるかという問題になっている。と思います。
タバコで肺がんになって亡くなられる方は、日本では万人単位でいる。
低量被曝で数万人が死んだというエビデンスは成り立たないわけだから、
これは社会的な構造からすると、タバコの方が実質的かつ直接的に亡くなったという
医学的なエビデンスがあるので、社会的な問題としては、
タバコの方が 「死人」 が出る。という風に定義づけられる。
またこういった問題にも絡めて、
僕は遺伝子系の難病ですが、どんな物質が、どんなタイミングで、遺伝子変異を起こし、
病気が発症するか分からない。
変化する可能性のある遺伝子を「因子」と呼ぶんですが、
その因子がどういった条件で変異をするのか分からないんです。
少しはなしがそれましたが、しっかりと基準値を設けて、
震災がれきの中でも一定の放射性物質が検出されたものなどについては、
除外しますが、完全に大丈夫ながれきゴミなどは
僕は積極的に受入れを表明するべきだと思います。
少し、放射性物質の話に飛びましたが、
感情的な部分については、この後のブログに書きますね。
by naotsugu_notsu
| 2012-03-14 10:58