さていよいよ 6月議会がスタートしました。
目玉は、「中村元」 さんの記念館構想。
中村元さんというのは、仏教界の中でも、とりわけ仏教発祥の地と言われる
「インド」 の哲学者 としては日本随一であると言われています。
出身は、松江市ですが、八束町支所の中に記念館構想があるようです。
いずれにせよ、今回の予算では市民の税金が3500万円、という多額な金額が投入されます。
旧来通りの広報手法や、やり方では、先行きが不透明であると僕は思っています。
ここらへんは、総務委員会でしっかりと審議・提案しますが、
中村元さんという方は、小泉八雲さんもそうですが、
今の時代が欲している価値観など、数多くの可能性がこの二つには転がっています。
巨匠 棟方志功 が松江の地を愛した様に、
この地には1300年の歴史と400年の文化がミックスされた街です。
ベーシックは必ずある。あとは、どうやって、どこに広報やPRをするかだと思います。
その点を総務委員会で、しっかりと審議します。
そして、僕自身の提案です。
6月議会の一般質問内容です。
キーワードのみですいませんが、以下の事について提案します。
『まちづくり構想』
『執行部側の政策立案にもっと市民目線を』
『土曜夜市プロジェクトの拡大』
『聴覚障がい者支援』
『不活化ポリオワクチン』
『メディア教育』
『ひきこもり対策』
『防災 バックアップ自治体制度の確立』
『玉湯町の新プロジェクト』
『歴史館の入場者対策および塩見縄手周辺の観光の再構築』
『空き家対策』
『小泉八雲記念館の改修』
『アートを活かしたまちづくり”松江版 ” 家プロジェクト』
主にこういった内容について提案します。
提案するまでは、しっかり各担当部と政策協議をして、質問をする様にしています。
結果的に市長がどう判断するかでしょうが、実務的な事がクリアできれば、
政治的な面での問題はないと思っています。
逆に、これだけの一般質問について、提案しようと思うと正直、大変です。
なにせ、担当部は専門セクション。
僕は、あくまでも多岐全般を見なければいけない議員。
どうしても、知識・経験・経緯などについては、執行部の方がはるかに詳しいという事になります。
提案をするという事は、現状をある程度知って、解決方法を提案するわけですから、
以上の項目について、知識も深めないといけないし、
解決するのに「持論」を持つ必要があります。
時には、しっかりと企画書なども作ったりして、執行部に説明します。
執行部は、基本的には
「簡単なスキームで解決できるようならもう自分達がしてる」
と思っていますから、新しい政策について協議するのには、パワーがいります。
時には、30分ぐらい熱弁をふるいます。
そこでお互いの意見などを出し合って、僕の政策が甘い所があれば、それは引くし、
執行部側の理論が甘い所があれば、僕の理論でという事になります。
僕は1点。 市民の皆さんの暮らしがどう変わるか。
どう具体的に提示して、実現させていくか。
前も書きましたけど、議員は、投票してくれた市民一人一人と
「信頼という契約」を交わしているのであって、
「議会」 に投票しているわけではありません。
そういう人達が寄り集まったのが 「議会」であって、議会改革は、議員改革。
議員改革など、他の議員さんと市民の皆さんとの多様な価値観との契約ですから、
僕はそこをどうこう興味はありません。
というよりも、他人をどうこうよりも、僕が市民の皆さんから得ている
「信頼の契約上」 やらなければならない事がたくさんあって、
他の議員の事など、別にどうでもいいんです。
他の議員さんも本当はそうだと思うんですけど。
選挙の時に、決めた約束や志を、4年間、しっかりとやるだけ。
議員の相手は議会じゃない。
議員の相手は市民です。
特に、自分を信頼して、権利である投票で託してくれた市民です。
以前までは、民意を示すのが議員。方法を探るのは執行部。でしたが時代は新しくなっています。
市民の民意を示す為に、もっと具体的に示す必要がある。
それが最近でいう、政策立案能力という言葉ですが、
徹底的に政策立案について、磨く。
相手はスペシャリスト、ゆえに僕も頑張って最低限の知識を持つ必要がある。
そこのレベルをどう上げていくかが、今後の 議員 という職の最大の課題だろうと思います。
また各質問、各項について、一般質問の内容を見て貰えればと思います。
来週の火曜日の午前10時過ぎぐらいからのマーブル放送になると思います。
今回は、議会がつまらんと言う声をお聞きして、
スピーディーにかつ、原稿はあまり読まずに話をしたいと思います。
by naotsugu_notsu
| 2012-06-14 08:09