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重大なお知らせ。
皆様へ。
野津なおつぐです。
長くなりますが、
重大なお知らせとお詫びを申し上げます。

私、野津なおつぐは8月31日をもって松江市議会議員の職を辞する事を決めました。

もうすでに報道などでありました通り、
選挙当選後からFacebookなどをアップしておりませんでしたが、
当選後、警察に公職選挙法違反で取り調べをうけ、先般、検察庁から起訴され、初公判が行われました。

起訴内容は、4月初旬に、私の母校である開星高校の卒業生29名に『4月14日に松江市議会議員選挙があります。皆様のご支援を宜しくお願いします(要約)』という文章を送った罪で、
起訴をされています。

この文章が公職選挙法違反の『投票依頼・事前運動』とされました。
正直、恥ずかしい事にこの文言や文書は僕の中では『政治活動の中で許される 挨拶文』であるとの認識でした。

4年間も市議会議員でありながら、本当に情けない自分の無知と浅はかさに言葉もありません。

この4ヶ月は、
選挙違反。
また警察・検察の取り調べ。
父の死。
2人目の子供の誕生。
あまりにも自分にとって、
色々な事が重なり、
正直、肉体も精神もボロボロでした。

知らなかったといえ、やってしまった事は事実。

検察が起訴した段階で、
職を辞さなければならない事。
責任をとる覚悟は決まっていました。

検察が当初、示したのは、略式起訴(スピード違反や飲酒運転などで行う裁判まで必要としない事件起訴)
と検察から提示がありました。
検察は罰金刑+公民権停止5年を提示してきました。

実質、公職選挙法上では、罰金を受けた人間は公職を剥奪されるという法律があり、
事実上の解職通達でした。

4455人の人達の投票が無駄になるのに、そんなに簡単にスピード違反の様に簡単にこの事件を終わらせてもいいのか。という想いもありました。

私自身が、どんな罰を受けるのいい。
けども、みんなが頑張った選挙だけは、なんとかして欲しい。
そういう想いでした。

みんながどんな想いで、この選挙戦を戦ったのか。
どんな想いで、みんながこの四年間を頑張ってきたのか。

僕は公の場で、伝えたい想いがありました。

罪は罪。

しかし、そこに何があったのか。
選挙の全てを。事実を。
公の場で伝えたいと思いました。

そして。
ただ、罰は受け、失職するにせよ、

関係者の皆様に、謝りに行く事を本来ならばしなければなりませんでした。

が、

しかし、この四ヶ月、
時間の許す限り、
少しでも、一つでも、一つでも多く、
投票してくれた人々の想いをカタチにする事のみを考えました。

松江の未来の為に、今、自分にできる
事をしよう。やれる事は全てやって、終わろう。
責任は全てを終わったあと、自分が罰を受ける。謝りに行く。と。

その為にこの4ヶ月、時間を使いました。ほとんど市役所にこもりっきりで、4年間分ぐらいの政策提案・協議をしてきました。

想いと政策は、
松浦市長はじめ執行部、職員の皆さん。
そして議会の先輩方へ、これから四年間の想いは引き渡しました。

本来、バトンを受け取らねばならない若い私の取り返しのつかないミスで多くの行政関係者の皆様にはご迷惑をおかけしました。

その中で、初公判が開かれ、罪を認めました。

正式に九月議会が始まる以上、公判で罪を認めた人間が、議会に臨むのは、嘆願書に署名をしてくれた多くの議員の先輩達に、これ以上の迷惑をかける事になると判断し、8月末をもって、
辞職の決断に至りました。

今後、裁判は続きます。

僕自身は、文章違反は罰金刑かも知れないけども、4455人の人達の票を、自分の安易なミスで失った事、

多くの若者達の希望を、この四年間のみんなの努力を、悲しませる結果に終わらせた事。

これは死刑、無期懲役にでもして欲しいと
思うぐらい、罪の重いものです。

それぐらい、みんなの投票を重いものだと想っていたからこそ、この四年間、命を削りながら全力で走ってきました。

その重みを知っている自分が、
市民の皆様、投票して頂いた多くの方々の想いをこう言った形にしてしまった事、そしてそれを今後どう償えばいいか、僕にはまだ答えは見えません。僕はまだ闇の中にいます。


一緒に選挙を戦ってくれた多くの人。
親族。
家族。

本当に多くの人達の想いを
踏みにじりました。

あれからずっと、毎晩毎晩、考えています。

こんなミスをした自分に対して寛大な処置を求める嘆願書が、一ヶ月という短い間に、
6000名をも超える自著による、
嘆願書も頂きました。

野津なおつぐは、本当に、馬鹿だった。

ただ、今でもたった一つ言える事は

届け方は間違ったかも知れませんが、想いが届いた事、あの結果は今でも信じているし、

4455票という、史上最多得票という奇跡。

今まで多くの志しあるみんなと一緒にやってきた政策や事業は一つも間違っていなかったと信じています。

そして、若い人達が届かせた4455票という松江の新しい躍動の波は必ず終わらない。


今後について、
次の選挙に出るのか、出れないのかも、裁判の結果となります。

また自分自身が、
次の選挙に出る出ないを
決める立場には最早ない。
と、思っています。

今後、自分が何をしていくのかも、
まだ決めていません。

ただ、やらなければならない事は
たった一つ。

今回の辞職で
市議会議員ではなくなり、
いち市民となっても、
市議会議員の時以上に
4455人、信じてくれた人達や、
署名をして頂いた人達へ、
必ず松江を良くして、結果を返したい。

議員じゃなくなって、
手法は変わって、
ハードルは高くなったか知れないけれど、

まちづくりも、子育て政策も、
教育も、福祉も、観光だって、

この松江を。
松江に住む人を。
みんなを愛する気持ちや笑顔にしたいという想いは変わらないし、
市議会議員という立場はなくなっても、この4ヶ月、自分が苦境に立たされ、より強く想う様になりました。

市議会議員の時、以上に、
そこに命を賭けてやっていかなければならない。

それがいま、僕に投票してくれた人にできる唯一の償いだと思っています。

必ず。

必ず。

市議会議員の時以上に、

松江をもっともっと笑える街にしてみせます。

多くの皆様に、言葉にならないほど、
ご迷惑をおかけしましたこと。

深く、深く、お詫び致します。


野津なおつぐ
by naotsugu_notsu | 2013-08-30 23:28

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