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アフガニスタンに思う。


アフガニスタンで拉致された日本人男性の遺体が発見されたとの事。


なぜか、とてもショックでした。


自分の友人も何人か、

アフリカへ行ったり、アジアへ行ったり、NGOの活動に参加しています。

亡くなった伊藤さんも、たぶん、そんな人達同様、

とても魅力的な人間だったのだと思います。


捜索には、地元住民が500人が協力したとか、1000人が協力したとか、

様々な情報が流れていますが、どちらにしても、

現地の人たくさんの人に愛される素晴らしい人間だったのでしょう。


タリバンが「殺害」したというよりも、

治安部隊との銃撃戦に巻き込まれて死亡したとの報が流れていますが、

どちらにしても、一人の素晴らしい青年を失った事は間違いありません。


俺なぞ、ちょこちょこっと海外に行っては帰ってくる半端者ゆえ、

亡くなった伊藤さんには及びませんが、

「海外」という未知の国へ、冒険に出る事が好きな一人の人間として、

そういう人間を失う事は、とても残念な気持ちになります。



この10年。

NGO始め、一人旅、など、若い人間が海外に出向く事が多くなりました。


その中には、イラクや、他の危険地域があるように、

今回のアフガニスタンも「危険地帯」の一つであったでしょう。


そして、こういう問題になった時、


その「危険地帯」に出向く行為を 「無責任」だと、叫ばれる方もたくさんいます。


けども、今回の、この伊藤さんの場合は違う。


誰かが、戦争で荒廃したアフガニスタンの土地に、住民に、

知恵や方法を教えなければ、

また、その「貧困」が「争い」を生み、「争い」がまたその「貧困」を生む。

その負の連鎖を断ち切るためには、先進国の誰かが、

「危険地帯」に踏み入らなければならなかった。


そう、思います。


当然、「冒険」の気持ちが少しでも分かる者としては、

伊藤さんが、100%「無償の愛」で行ったのではないと思ってます。

「新しい挑戦」という、自らの「欲求」もあったでしょう。


けども、日本で、動かず、貧困を救おうともせず、

「テレビの世界」と冷めた目で見る人間達に、

彼らを 「無責任」だという資格はどこにもない。



世界的規模で見れば、大きな視野で見れば、

自分を含めた多くの日本人の方が、「無責任」だ。



それぞれが、それぞれの、日々の中、みんな一生懸命に生きています。

だから、

「募金をしろ」とは思わない。「海外へ貧しい国へ救いに行け」とも思わない。


けども、


「世界市民」として、遠くの地で、「貧困」を救おうと闘っている人間達に対して、


せめて、ほんの少し、もう少しだけ、


「尊敬」の念を抱く様な国に、そして、


日本人になればいいと思います。
by naotsugu_notsu | 2008-08-27 19:28

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