しかし、2000年以降の日本音楽業界。
飽和し過ぎていて、それを打破する手段が、業界自体にも無いという感じですか?
「CD」から、「ダウンロード」というメディアのチェンジ。
情報の多様化によって生まれた人々の音楽趣味の細分化。
情報があり過ぎて、情報が届かない。
情報があり過ぎて、人々は、「選んで」いる気でいて、選べていない。
そんな現状。
2000年からの10年は、たぶん「縮小期」なのでしょうね。
この飽和、末期状態の音楽業界。
「膨張」と「収縮」を繰り返して、また新しい音楽が生まれる。
収縮の始まりは、メディアが作りあげる。
しかし、
膨張の始まりは、メディアが作りあげたモノじゃないのは確か。
人々を大きく動かすモノは、
いつも、小さく、分からず、どこかの街の片隅で、
それでも、力強く、輝き、生まれる。
「最初の一滴」は、”意図的”には誰にも作れない。
音楽を愛する心。
自らの心を照らし、芯のぶれない音楽をやる者こそが、
「最初の一滴」を生み出すのだと思う。
by naotsugu_notsu
| 2008-12-16 06:10