先日 松江市議会最終日を見てきました。
葉山議員、最後の登壇のスピーチは、とても爽やかな風が吹いた気がしました。
そして、傍聴席には葉山議員のご友人と思わしき人達の温かい目。
葉山議員の人となりが分かる様なスピーチと友人の方でした。
「宍道町選出の議員として、地域エゴを剥き出しで当初やって参りましたが、
松江市政全体の事を考えるにつれ、本当にこれでいいのか?との想いに
悩む事もありました。」
この様な趣旨の発言をされておられました。(全文、正しくはありません)
私は、「地域で議員を輩出する事」に反対論者と思われがちですが、
少しニュアンスが違います。
むしろ逆に、私は、今後さらに 「地域自治」 の重要性は増すと思っています。
ただ、市議会議員を出す地域が潤って、市議会議員がいない地域が廃れていく、
ではダメだと言うだけです。
そして、地域の事ではなく、もっと大きな単位で松江の利益を追求して行く政治家であるべきだと
思っています。
地域から市議会議員を出すメリットの中に、「地域での協働作業」 があります。
市議会議員を輩出する事で、地域の絆を深め、地域のコミュニケーションが強まる。
そういうメリットもあると思っています。
今の市議会システムがあったからこそ、地域での助け合いがあったと言っても
過言ではないのかも知れません。
そういうメリットから目をそらしてはダメだと思っています。
葉山議員がおっしゃりたい事は、たぶん、
「地域選出の議員としての立場」 と 「松江市全体の問題を考える市議会議員としての立場」
の立ち位置の難しさであったと思います。
「地域の方達への恩」と、「市議会議員としてやらねばならぬ事」。
時に、それはイコールではありません。
だからこそ、何のしがらみもない若い人間が率先して、
松江市全体の問題として、地域自治がスムーズに行くシステムを作りに
動かねばならないと思っています。
宍道町が、八雲町が、玉湯町が、鹿島町が、美保関町が、島根町が、八束町が、
その街に住む、おじいちゃん、おばあちゃんが、
さびしい思いをしない様に。
そこに住む人達が、政治家の人数で不平等なサービスを受ける事のないように。
今の市議会議員のやるべき事は、あまりにも多い。
by naotsugu_notsu
| 2009-03-21 17:52